memo: 24 November, 2013
龍野アートプロジェクト2013
『刻の記憶-Arts and Memories』
2013年11月15日-24日
(国登録有形文化財 ヒガシマル醤油元本社工場、龍野城、聚遠亭、他/兵庫県たつの市)
揖保川にかかる龍野橋をわたり、城下町へ
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尹熙倉 『Ibo River』
龍野橋のたもとにある「ガレリア アーツ&ティー」の2階で、尹さんの展示が行われました。
今回は、揖保川の地図上に上流から下流までの各所で採集した砂を示しながら、
それらを異なる温度で焼いたものも、資料展示されました。
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床の間には、揖保川で採集し、焼成した砂を用いて描いた新作『Ibo River』と、
顔料として使用した砂を展示。
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オーガンジーの幕越し見える揖保川と龍野の山並み。
光とともに景色がぼんやりとうつりかわる様子は、尹さんの作品を眺めているようでした。
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『龍野橋のたもとで拾った砂を、陶芸の窯に入れて色々な温度で焼いてみる。
砂の色が焼いた温度ごとにわずかに色が違う。
この砂はしかし、正確には上流域から集められたもので、もともと龍野の砂ではない。
この砂のように、川が遠くから運んできた人、もの、情報が積み重なって町になったのだ。
揖保川の河口と源流域をふくめた五ケ所で採集した。それを焼いて並べると、
揖保川という線に、町という点が重なるイメージがふくらんだ。』
(尹熙倉-「龍野アートプロジェクト2013 刻の記憶 Arts and Memories」小冊子より)